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kamiのサービス制作ログ

ひとりでサービスを制作している人の作業ログ的なブログ

エンジニアが地方に住むメリット/デメリット

photo by Mark Pouley

ぼくは熊本に22年間→東京に4年間→熊本復帰3ヶ月目です。 地方に住むメリットについてはイケダハヤトさんも言及していますが、実際どうよ、という内容をつらつらと書いてみます。

結論からいうと、成長×お金の2つが必要なエンジニアが地方で住むのは現状厳しいです。

以下、メリット/デメリットなど。

地方に住むメリット

1) 会議など、集中を妨害される機会が少ない

ぼくが東京で働いていたときは、10分程度の小さな会議から1時間ほどの大きな会議まで、毎日当たり前のようにあった。 働いていると感覚がマヒしてくるけど、無駄な会議は徹底的に省くべきです。

地方で働いていると、必然的にオンラインでのやりとりのみになるので、必要最小限のコミュニケーションで済むようになります。 集中してコードを書く、集中してブレストする、その1回の時間が長くなりました

2) お金がかからない

うまいものが安い! おしゃれなバーでも、恵比寿なら¥8,000はするだろうという内容で¥4,000〜¥5,000だったり。 ラーメンも基本¥500円前後だったり。 今はAmazonや生協があるから、家にいながらいろんなものが届くので交通費もかからない。 もちろん家賃は東京の半額以下になるところが多いです。

3) 近所の子どもが挨拶してくれる

ぼくは子どものころ、あたり前のように挨拶をしていたけど、東京に行ってからいつの間にか忘れてました。 こっちに帰ってきて、近所の小学生が挨拶してくれたとき、思わずウルウルしてしまいました。 感覚としては挨拶してくれる率は80%を越えてます。 これが人本来の営みだよな〜と思いながらぼくも挨拶してますが、こういうのって東京だとついおろそかにしがちですよね。

4) 夜になると真っ暗

東京は真夜中でも空が白いですよね。 だからどうした、と思う人には関係ない話ですが、ぼくは嫌でした。 福岡とかならまだ明るいかもしれませんが、熊本までくると夜は真っ暗で、寝るときも熟睡できている気がします。

5) 自然の癒やしが近くにある

ぼくの家では、日中になると木々のせせらぎやうぐいすの声が聞こえてくる。 散歩していると川の水の流れる音も。 いつもの、なにげない日常がすごく癒やされます。 これがぼくが熊本に住む一番の理由です。

地方に住むデメリット

1) 自分をマネジメントできないと人生詰む

このひとことに尽きる……。 朝起きて、朝食はいつ、始業はいつ、昼食はいつ、……と、規則正しく自分を律することができない人は、地方には住めません

ぼくはこういうの得意だと信じてたけど、こっちに来て1ヶ月は人生を無駄にしました。

2) 勉強会に行けない

勉強会がないと生きていけない人は、地方は難しいです。 もちろん地方でも勉強会はあっているけど、東京とはとても比べられないほど数は少ないです。 東京に2時間以内で行ける程度の地方であればいいかもしれませんね。

3) AppleStoreが遠い

ぼくはMac歴8年くらいになりますが、大きな故障は1度もない。 とはいえ、やっぱり夢と人生のほとんどが詰まったMacBook Proがすぐに修理できない環境は不安になります。

4) 思った以上に仕事がない

地方は、東京に比べて納得感のある案件が見つかりません。 東京の企業の人と比べて、こっちの企業の人の見積もりはかなり低いです。 金額に相当妥協すれば仕事はいくらでもありますが、日銭を稼いでもしょうがないし……。

クラウドソーシングもクライアント側の圧倒的優位で現状実用的ではないし、東京での人脈が豊富にない限り、仕事を見つけるのは難しいです。

5) 周囲の技術に関する向上心が高くない

ぼくの思い違いかもしれませんが、地方の人は平均的に技術習得の向上心が低いなぁ、という印象です。 WordPressなどを使って、「つくって稼げればいい」というような意識の人が多い気がします。 サービス運営ではなく制作会社が多いせいでしょうか。

エンジニア同士切磋琢磨しあうという環境は、東京ならではの恵まれた環境だと思います。

その他

情報の感度はそこまで悪くならない

こっちに来て心配だったのですが、情報感度はそこまで悪くなりません。 はてな謹製のPressoや、Rebuild.fm、TechCrunch、THE BRIDGE、はたまたHacker Newsなど、情報を仕入れようと思えばいくらでもできます。 流通している情報は努力次第でいくらでも収集できるけど、やっぱり人との対話を通じた情報が少なくなりますね。

おわりに

総じて、地方は金銭的/精神的にはいいけど、仕事、成長という点でいうとまだまだ障害が多いです。 ここが解決できてくると、地方に住みたいという人も増えてくるんじゃないかなぁ。

難しいとはいくらでもいえるけど、やってみないとできるかどうか分からないので、ぼくはとりあえずしばらく熊本にいます。 難しければ東京に戻ると思います。 職があれば……(現在無職)。

地方、とりわけ熊本への移住に興味がある方はぜひコンタクトくださいー。 お話できればうれしいです。